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2009年8月

2009年8月14日 (金)

緑に染まりそうな木漏れ日の庭で!喫茶・お食事「山の辺の道 花もり」

大神神社から桧原神社方面に10分ほど歩いた山の辺の道の緑の真っ只中に、フレッシュなご夫婦、河向(かわむかい)直樹さん、絹子さんが営む喫茶とお食事の店「山の辺の道 花もり」があります。夏のある朝、二人のお店を訪ねました。日差しがきつくなり始めていましたが、庭には涼しげな風が吹き抜けていきます。

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庭の、ゆったりとした六角テーブルに木漏れ日が注いでいます。何も語らなくても道を行くウオーカーの琴線にふれる情景といえるでしょう。モクレン・桜・花水木・紫陽花・紅葉・南天と季節の移ろいを愛でながら庭でお茶したり、お食事できるのがお店の売り。夫婦交代でつづる花もりブログでは、庭周辺の彩りや、旬のお料理の情報を感性豊かな写真と文で発信しています。

一歩庭に入ると、そこはアートな心が行き届いたおしゃれな空間です。つくばいには清水が貯えられ色とりどりのビー玉や小さな錦鯉の飾り物が水底で揺らめきます。トイレの外壁さえもそれと感じさせない手作りアートがさりげなく掲げられています。これらはお節料理の飾り物ともども、陶芸を学んできた絹子さんの手でかもし出されるお店のディテールといえるようです。

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相席が気にならない六角テーブルが三つ

河向ご夫婦がお店を始めて5年目に入っています。今年5月22日の花もりブログに「庭のテーブルの色が褪せてきたのは店を始めて時間が経った証だ。」と記されていたのがとても印象に残っていました。

聞けば、開店前にインターネットで、丈夫で相席が気にならないようなタイプのテーブルを探したそうです。木の材質は鉄道の枕木に使われる木で、別名鉄の木といわれるだけあって、組み立てるときインパクトドライバーのビットが何本も折れたといいます。年を経るほどに山の辺の道にぴったりのいい感じの風合いがでています。

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季節の彩りがハーモニーを奏でる庭でお茶とお食事

狙い通り、込み合ってくると一つのテーブルで6人のお客様が自然と相席になり、そこは互いに山の辺の道ウオーカー、「どちらから?」にはじまり、初対面でもお客様どうし話の花が咲くことも多いとか。それに、相席のもう一つの効用が。人の食べているメニューが美味しそうに見えてしまうのですよね。ついデザートを追加注文してしまうお客様も。

もちろん、食事やドリンク、デザートメニューの旬と地場産へのこだわりが半端じゃないのが花もりの嬉しいところ。今、旬のデザートといえば「南高梅のシャーベット」。奈良産の南高梅を使い、とても手間のかかる梅蜜煮を作るところから写真に撮り、ブログで発信されています。それはそれは気の遠くなるような手間のかけようです。

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新鮮な旬を味わってもらうために欠かせないひと手間

「食べれば一口のものに、なぜそこまで手間をかけるの?」この問いへの答えはじつに簡潔です。たとえ一口でも、自然のものを美味しく食べていただくために「そのひと手間をかける、かけないで全然違うから。それを知っていて手抜きはできないじゃないですか」ときっぱり。

山の辺の道という“非日常”の世界を味わいにきておられるお客様に、「美味しかった!また来たいな」というもう一つの楽しい思い出を加えてもち帰ってほしい。お客様とのそんな絆を大切につむぎ続けている河向夫妻。このブログからもお二人の清々しい息吹が伝われば嬉しいなと思います。

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河向直樹さんと絹子さんご夫婦が営む喫茶・お食事の店
ドリンク:珈琲・紅茶・ゆず茶他450円
料理:季節弁当2,000円、野菜膳1,050円、そうめん・そば(天ぷら付)800円
デザート:奈良産南高梅のシャーベット500円、濃茶わらび600円他
所在地:〒633-0073 奈良県桜井市大字茅原222-4
アクセス:JR桜井線三輪駅 徒歩15分 
TEL/FAX:0744-46-4260
営業時間:10:00~17:30(L.O.17:00) 
定休日:月曜日 

文・写真:弓手洋一郎・ひろみ

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